川本大幽書展

2018年9月に川本大幽書展を開催させていただきました。
多くのご来場を賜りましたこと御礼申し上げます。

 

ごあいさつ

ここ数年、同じ道を歩む同世代の書家仲間の個展を見に行く度に刺激を受け、私もいつか個展をしてみたいと思っておりました。
この度、書を生業として丁度20年になり、また交遊のある方々や家族の後押しもあり、初の個展を開催させて頂くこととなりました。
高校の頃より、師であります野崎幽谷先生に憧れ飛び込んだこの世界、2年前に先生の遺墨展を開催し、先生の作品を改めて目の当たりにして”こんな仕事がしたい”と実感しました。

今回は初めて挑戦します超大作をはじめ、何年も前より書きためておりました作品など40数点を出品致します。
拙い作品ばかりではございますがご高覧いただき、ご指導ご鞭撻下さいましたら誠に有難く、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

会場写真

 

 

作品

「幽玄」90×180㎝

「濤聲」佐藤惣之助の詩 220×500㎝

源實朝の歌 200×700㎝

「白牡丹」北原白秋の詩 220×500㎝

 

略年譜


1974年 (昭和49年)

名古屋市にて出生


1979年 (昭和54年)

5歳より習字を習い始める


1981年 (昭56年)

母、赫汀が赫汀書院開設
母の師である津田濤鶴先生に師事


1989年 (昭和64年)

師と母のすすめで野崎幽谷先生に入門


1990年 (平成元年)

愛知県立春日井東高等学校入学
第二十五回高野山競書大会にて弘法大師賞受賞(褒賞として中国旅行)


1993年 (平成4年)

第一回国際高校生選抜書展(書の甲子園)文部大臣賞受賞
野崎幽谷先生より雅号「大幽」をいただく
高野山大学入学
第四十四回毎日書道展 入選(以降三回)


1996年 (平成8年)

野崎幽谷先生ご逝去、野崎幽谷先生の弟子の原田凍谷先生に師事


1997年 (平成9年)

大学卒業後、書家として歩み出す


1999年 (平成11年)

第51回毎日書道展 秀作賞受賞(以降2回)


2001年 (平成13年)

第53回毎日書道展 毎日賞受賞


2005年 (平成17年)

愛知万博にてデモンストレーション


2007年 (平成19年)

赫汀書院展開催 併催二人展(母・川本赫汀と)
幽玄書道会へ復帰


2008年 (平成20年)

第58回中日書道展 準大賞受賞(翌年より二科審査会員に昇格)
第60回道風展 文部科学大臣奨励賞受賞


2009年 (平成21年)

名古屋東急ホテル新春イベントにて大作揮毫(以降9回)
墨輪会入会


2010年 (平成22年)

第2回墨輪展出品(銀座セントラル美術館にて)


2012年 (平成24年)

第3回墨輪展出品(池袋芸術劇場にて)
グランパスTVプラスに出演


2013年 (平成25年)

第65回毎日書道展 会員賞受賞(翌年より審査会員に昇格)
第62回春日井市民展 依嘱特別賞受賞(翌年より審査員に昇格)
名古屋市守山区制五十周年イベントのフィナーレにて大作揮毫


2014年 (平成26年)

第4回墨輪展出品(池袋芸術劇場にて)
陶板で作られた「心」の文字が守山区役所と志段味支所の入口の壁にはめこまれる
墨輪仙台展出品
「現代の書新春展」セントラル展出品


2015年 (平成27年)

第65回中日書道展 記念賞受賞(翌年より一科審査会員)
母校の名古屋市立志段味東小学校へ作品「志」を寄贈


2016年 (平成28年)

川本赫汀・川本大幽二人展を開催(平和紙業ヴェラムにて)
第5回墨輪展出品(池袋芸術劇場にて)
幽玄書道会 代表
改組新第三回日展 入選


2017年 (平成29年)

「現代の書新春展」セントラル展に出品


2018年 (平成30年)

國井誠海賞 受賞